|
フーゼスターン州( Ostān-e Khūzestān)はイランの州(オスターン)。イラン南西部にあってイラク国境に接し、ペルシア湾に面する。平地で地続きのため、歴史的にイラク系の住民が多い。州都はアフヴァーズ。面積は63,238km²。 == フーゼスターンの語源 == フーゼスターンは首都をスーサにおいた古代エラムの地として歴史に登場する。エラム人自身はこの地をハタミ、又はハルタミ (Hatami, Haltami) と呼んでいた。エラムの呼称はシュメールによるシュメール語での他称である。 アーリア人が流入後、最初に定住してエラム人と混淆した場所であるため、イラン人には「イラン揺籃の地」として言及されることがある。エラムは、古代ペルシア語で「フーズィヤー」であるが、これが現在のフーゼスターンの語源である。''フーゼスターン''とはもともとの住民である「フーズィー」の人びとの「フーズィーの地」を意味する。フーゼスターンはイランでもっとも歴史の深い地域である。以降、メディア、アルサケス朝などの基盤となった。サーサーン朝のジュンディーシャープールが所在したのもフーゼスターンである。 以前に「アラベスターン」と呼ばれたこともあったが、これは特に1440年のアラブのムシャーシャイーヤの長、ムハンマド・イブン・ファラーフの攻撃の開始と、それ以降のアラブ人口の増加に伴うものである。1923年、レザー・パフラヴィーは本来のフーゼスターン州の名に改めた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フーゼスターン州」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Khuzestan Province 」があります。 スポンサード リンク
|