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フットワークプロダクション : ウィキペディア日本語版
フットワークインターナショナル

フットワークインターナショナル株式会社(英文名称:Footwork International Corporation)は、「うまいもの便」などの通信販売を主力事業とする日本の小売業者である。
== 概要 ==
同社は、宅配荷物照会コールセンターや運送タイムテーブル作成などを行うための、運送グループの企画開発会社として1981年2月に設立された。
1970代後半、規制緩和により運送業界は路線便主体の商業物流から、宅配便への参入が相次いだ。国内をくまなく戸口宅配するためには、日本全国を網羅した自社エリアが必要であり、日本で初めて宅配便を行った三八五貨物(現在の三八五流通)も配達エリアは限定されていた。日本通運ヤマト運輸などは地方の中小運送会社を買収など、自社によるエリア拡大を図った。
東海道 - 山陽道、九州・四国地区の営業免許を持っていた兵庫県にある日本運送(現在のトールエクスプレスジャパン)は、北海道、東北、北関東、四国、九州を地盤とする地方運送会社と提携して、共通の宅配ブランドを作り、日本で初めて全国を網羅した宅配グループを形成した。そのブランド名が「フットワーク」であり、各社の共同出資により設立されたのが同社である。創業時の出資企業は下記のとおり。
* 大栄運輸興業(改フットワークエクスプレス北海道 2009年自己破産申請)
* 仙台運送
* 東海急便(途中脱退、西濃運輸グループへ)
* 新日本運輸(本社 兵庫県豊岡市、近畿地方を中心に関東など全国各地に支店を持っていた。1992年に会社更生法の適用を申請し、フットワークエクスプレス傘下で再建を目指したが、同社の経営破綻により頓挫し、2002年に破産宣告を受け、自主廃業)
* 福井貨物自動車
* 日本運送(→フットワークエクスプレス→トールエクスプレスジャパン)
* 四国運輸
* 協栄便
フットワーク宅配グループは、全国での営業活動、樹木希林岸部一徳が演じたTVCF効果、愛らしいダックスフントのイラストをシンボルに採用したコーポレートアイデンティティ戦略などにより、宅配便業界への参入は後発ながら業界3位に躍進した。しかしコンビニエンスストアでの受付契約や新サービス(時間指定便、クール便)等で遅れをとり、貨物の需要創造戦略をとる。その一翼が産地直送「うまいもの便」で、第一弾商材は北海道・夕張市夕張メロンが選ばれた。
夕張メロンは熟度進行が早く、道内以外では一般家庭で食すことはできなかった。フットワークは、収穫から選果、農協から千歳空港までのトラック輸送、航空便、東京(羽田空港)・大阪(伊丹空港)・福岡空港からトラックターミナル(ハブ)、荷物の仕分け、翌日の宅配までのタイムテーブルを検証。不可能といわれていた夕張メロンの全国流通を成功させる。
その後、うまいもの便は低塩新巻鮭サクランボ、活毛がに松茸、活ホタテマンゴーなどを次々に商品化し、産地直送便を大成功させた。
更にアメリカの通販会社と提携し、カタログ通信販売事業を開始するなど「創造物流」を展開した。
1990年には社名をフットワークインターナショナル株式会社に変更し、本格的に海外展開に乗り出すが、海外企業の買収、不動産関連事業など本業以外への事業の多角化また、F1への投資などがことごとく失敗に終わった上、バブル景気崩壊の余波や乱脈経営の結果2001年に倒産、民事再生法申請に至った。2002年には旧首脳陣が、粉飾決算などにより証券取引法違反で逮捕されている。その後、在籍社員の出資により再生を行い現在はアートコーポレーション傘下企業となる。
現在の代表取締役社長は、今西 和雄(アートコーポレーション専務取締役)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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