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四フッ化ケイ素[しふっかけいそ]
四フッ化ケイ素(しフッかケイそ)は分子式がSiF4で表される化合物である。分子の形は正四面体であり、沸点と融点は4℃しか離れていない。1812年にデービー (John Davy)によって初めて合成された。 ==生成== SiF4はリン酸塩肥料の副生成物である。また、気体のフッ化水素HFとケイ酸塩との反応からも得られる。実験室ではBaSiF6固体を300℃以上に加熱して揮発性のSiF4とBaF2とに分解することで得られる。必要なBaSiF6はヘキサフルオロケイ酸H2SiF6の水溶液と塩化バリウムとから得られる〔Hoffman, C. J.; Gutowsky, H. S. “Silicon Tetrafluoride” Inorganic Syntheses McGraw-Hill: New York, Volume 4, pages 145-6, 1953.〕。相当する量のGeF4を用いても同様にして得られる(ただし熱処理には700℃を要する)〔Hoffman, C. J.; Gutowsky, H. S. "Germanium Tetrafluoride” Inorganic Syntheses McGraw-Hill: New York, Volume 4, pages 147-8, 1953.〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「四フッ化ケイ素」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Silicon tetrafluoride 」があります。
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