翻訳と辞書 |
フッ化スカンジウム(III) : ウィキペディア日本語版 | フッ化スカンジウム(III)[ふっかすかんじうむ]
フッ化スカンジウム(III)(scandium(III) fluoride)は、組成式がScF3の無機化合物である。水には僅かしか溶解しないが、フッ化物イオンが過剰量のときはScF63−を形成する〔。ScF3はスカンジウムとフッ素を反応させることで合成することが可能である〔S.A.Cotton, Scandium, Yttrium and the Lanthanides:Inorganic and Coordination Chemistry, Encyclopedia of Inorganic Chemistry, 1994, John Wiley & Sons, ISBN 0471936200〕。また、高温条件下でのSc2O3とフッ化水素アンモニウムの反応によってスカンジウム鉱物のソートベイタイトから抽出することもできる〔Pradyot Patnaik, 2003, ''Handbook of Inorganic Chemicals'', McGraw-Hill Professional, ISBN 0070494398〕。 : Sc2O3 + NH4HF2 → 2ScF3 + 6NH4F + 3H2O 上記反応の生成物を高温条件下で金属カルシウムと反応させることによりフッ化スカンジウムは金属に還元されるが、このフッ化スカンジウム混合物には通常幾種類かの金属フッ化物が含まれ生成した金属の純度が低いため、利用可能なスカンジウム金属とするにはさらなる精製を要する〔。 == 脚注 == 〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フッ化スカンジウム(III)」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|