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フッ化スズ(IV) : ウィキペディア日本語版
フッ化スズ(IV)[ふっかすず]

フッ化スズ(IV)(フッかスズ(IV)、)はスズフッ化物で、化学式SnF4で表される無機化合物である。常温では白色の固体で、700℃以上で昇華する。スズとフッ素ガスを反応させることにより得られる。
:Sn + 2F2 → SnF4
しかし、この方法では表面に不動態のフッ化物層が形成されるため、塩化スズ(IV)フッ化水素から合成する方法も採られる。

:SnCl4 + 4HF → SnF4 + 4HCl
フッ化カリウムなどのアルカリ金属のフッ化物と合わさると、K2SnF6のような八面体の化合物を形成する。
ルイス酸を加えると、L2.SnF4とL.SnF4(L=ルイス酸)が生じる〔。
== 構造 ==
他の4価のハロゲン化スズである塩化スズ(IV), 臭化スズ(IV), ヨウ化スズ(IV)と異なり、八面体の四隅を共有する平面構造をとる〔。
他の4価のハロゲン化スズの融点(塩化スズ(IV) −33.3℃、臭化スズ(IV) 31℃、ヨウ化スズ(IV) 144℃)より高い約700℃で昇華する〔フッ化スズ(IV)の構造は、スズより軽い第14族元素の4フッ化物である四フッ化炭素四フッ化ケイ素四フッ化ゲルマニウムと対比することができる。いずれも固体状態で分子性結晶を形成する〔。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フッ化スズ(IV)」の詳細全文を読む



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