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フッ化ニトロイル : ウィキペディア日本語版
フッ化ニトロイル[ふっかにとろいる]

フッ化ニトロイル(フッかニトロイル、nitryl fluoride、NO2F)は、ロケットプロペラントやフッ素化試薬として使われる強力な酸化剤である〔Merck Index, 13th edition (2001), p.1193〕。融点の低さと N-F結合の結合長の短さ (135 pm) より、イオン化合物ではなく共有結合性化合物であることが分かる〔F. A. Cotton and G. Wilkinson, Advanced Inorganic Chemistry, 5th edition (1988), Wiley, p.333〕。
フッ化ニトロイルは四酸化二窒素フッ化コバルト(III)とを高温で反応させると生成し、
:\rm N_2O_4 + 2CoF_3(s) \longrightarrow 2FNO_2 + 2CoF_2(s)
常温では無色のガスで、容易に水分と反応して硝酸フッ化水素とに分解する〔F. A. Cotton and G. Wilkinson, C. A. Murillo, M. Bochmann, ''Advanced Inorganic Chemistry'', 6th edition (1999), Wiley, p.339〕。
== 脚注 ==



抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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