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フッ化黒鉛リチウム電池 : ウィキペディア日本語版
フッ化黒鉛リチウム電池[ふっかこくえんりちうむでんち]
フッ化(弗化)黒鉛リチウム電池(ふっかこくえんリチウムでんち)は、一次電池のうち、負極に金属リチウムを使用するリチウム系電池の一種。


==概要==
負極に使用されているリチウムは、金属の中でも最も比重が軽く、重量あたりのエネルギー密度の高い素材である。
リチウム系電池の共通の利点としては、小型・軽量、高起電力があり高エネルギー密度、電解質に水溶液を使用していない為、自己放電率が少なく長寿命、使用温度範囲が広く耐漏液性が高いなどがあげられる。欠点としては、材料の高コストがある。

リチウム系一次電池の大多数を占める二酸化マンガンリチウム電池(CR)と比較すると、作動電圧が低いことやパルス放電特性で劣るが、高温での性能維持や長期信頼性に優れている。
フッ化黒鉛リチウム電池の中でも、特別に耐高温が謳われる製品には、放電時の最高使用温度125℃の製品もある。

上記の通り信頼性、安全性の特性の違いはあるが、多くの場合においてCR系電池と互換使用が可能である。ただし、高い電圧を必要とするデバイスでは十分な性能を発揮出来ない事も考えられる。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フッ化黒鉛リチウム電池」の詳細全文を読む



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