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フュージリアー : ウィキペディア日本語版
フュージリアー

フュージリアー:)とは本来、「フュージル」(fusil)と呼ばれた軽いフリントロック式マスケット銃で武装した兵士である。この言葉は1680年頃に初出し、後には連隊の名称として使われるようになった。
== 歴史 ==

16世紀の中頃から、多様なフリントロック式の小火器戦争で使用されるようになった。イングランド内戦1642年-1652年)の時代には「firelock」(ファイアロック)という用語が、これらの武器をより普及していたマッチロック式マスケット銃(いわゆる「火縄銃」)と区別するため、一般的に使用されている。
17世紀になると、諸国の軍隊においてファイアロックは特に価値を高めるようになった。なぜなら、点火した火縄を砲兵が使用する開かれた火薬の近くで使うのは危険だったからである。また軍による護衛を付ける必要もあった。防御のためだけでなく、民間人であった砲手(当時の大砲の砲手は、民間の特殊技能者(職人)が担当していることが普通であった)との間に規律を保つためである〔R.M. Barnes, page 28 "A History of the Regiments and Uniforms of the British Army", Sphere Books 1972〕。ファイアロックを装備する中隊がこの任務のために編成され、それらがルイ14世の戦争に向けて同様に雇用される「フュージリアー」へと発展するのである。
フュージル(Fusil)とはフリントロック式のマスケット銃のうち、比較的短い全長を持つものを指す用語で、「軽マスケット銃」とも表記される。これは、マッチロック式のマスケット銃にはひじょうに銃身の長く、重いもの(銃身を乗せて安定させるための鉤のついた単脚を用いて構えるもので、単脚はしばしば槍の柄を兼用した)があったことからついた名称である。
三十年戦争の後半、カービン銃を装備する兵士がカラビニアと呼ばれたように、フュージリアーとはフュージルを装備した兵士を指した。1671年ヴォーバンが編成した、フランス王立フュージリアー連隊がヨーロッパにおける典型と考えられている。
フリントロック式マスケット銃の広範な採用と、ヨーロッパ諸国の軍におけるパイクの旧式化は、フュージリアーに課せられていた当初の特別な任務に終焉をもたらした。それらの兵はほとんどの場合、軽歩兵としての作業に従事することとなる。これは恐らく、戦列の中にあって固定で不変の役割に限定されることのなかった軍人が自然に示していた、各人の持つ個別の任務への適性に理由がある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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