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フラッシング・パーク : ウィキペディア日本語版
フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク

フラッシング・メドウズ・コロナ・パークFlushing Meadows–Corona Park)は、アメリカ合衆国ニューヨーククイーンズ区北部、フラッシング地区に位置する公園。フラッシング・メドウ・パーク(Flushing Meadow Park)、フラッシング・メドウズ・パーク(Flushing Meadows Park)、あるいはただ単にフラッシング・メドウズ(Flushing Meadows)とも呼ばれる。公園の面積は約508haで、ニューヨーク市の公園としてはブロンクス区のペルハム・ベイ・パークに次いで広い。公園の管理・運営にはニューヨーク市公園・レクリエーション局があたっている。
== 歴史 ==
この公園のある地は、もともとはF・スコット・フィッツジェラルドの小説「グレート・ギャツビー」で''a valley of ashes''と著されるようなごみの処分場で、コロナ・アッシュ・ダンプスと呼ばれていた。当時のニューヨーク公園管理官ロバート・モーゼスは、この地に1939年ニューヨーク万国博覧会会場を設営するにあたって、積み上げられた灰を周辺の高速道路の基礎に混ぜることで処分した。1939年の万国博覧会で使用された建物のいくつかは、1946年国際連合が設立された後、1952年国連本部ビルが完成するまでの間、国際連合の仮本部として使われていた。当時、万国博覧会でのニューヨーク州館は国際連合総会会場として使われていた。1964年万国博覧会では、この建物はニューヨーク市パビリオンとして再利用され、ニューヨーク市のパノラマを展示した〔About Panorama . ''The Panorama of the City of New York''. Queens Museum of Art.〕。この建物は1939年の万国博覧会で建てられたものとしては唯一現存するもので、現在ではクイーンズ美術館として利用されている。1964年の万国博覧会で展示されたパノラマはそのまま美術館の館内に残され、ときどき更新されている。1964年の万国博覧会のシンボルとして造られたユニスフィアは、会期終了後もそのまま残され、フラッシング・メドウズ・コロナ・パークのシンボルとなっている。このユニスフィアは、もともとは1939年の万国博覧会のシンボルであったペリスフィアが立っていたところに造られた。
しかし、1964年の万国博覧会で建てられた建物や造られたシンボルのうち、ニューヨーク市パビリオンやユニスフィアのように会期終了後も残ったものは少数で、ニューヨーク州パビリオンやアメリカ合衆国パビリオンなど、多くは使い道が見つからないまま老朽化したり、取り壊されたりした。
2008年には、約6億6300万ドルを投じて建設された水泳センター、フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク・プール・アンド・リンクが完成した。同センターはオリンピックサイズの室内プール、およびNHLの規定を満たすアイスリンクを有している。同センターは競技に使用されるのみならず、一般客にも開放されている。水泳もスケートも1年中行えるこの施設は約10,200m²の面積を有する、ニューヨーク市内で最大規模の屋内レクリエーション施設である。施設内はバリアフリーになっている〔Flushing Meadows Corona Park Pool & Rink . New York City Department of Parks & Recreation. 2008年.〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フラッシング・メドウズ・コロナ・パーク」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Flushing Meadows-Corona Park 」があります。



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