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天空の城ラピュタ[てんくうのしろらぴゅた]
『天空の城ラピュタ』(てんくうのしろラピュタ)は、スタジオジブリ制作の宮崎駿監督の長編アニメーション作品。1986年8月2日から東映洋画系の103館で公開された。同時上映作品は、テレビアニメ『名探偵ホームズ』で宮崎駿が監督した『ミセス・ハドソン人質事件』と『ドーバー海峡の大空中戦!』。 == 概要 == 監督である宮崎の小学校時代に考えていた架空の作品が骨子となっており、原作となる作品が存在しない初のアニメオリジナルの監督作品である。製作は徳間書店。高畑勲の映画『柳川堀割物語』の製作遅延により資金調達に追われた宮崎が、徳間書店の鈴木敏夫に相談したことから企画が立ち上げられ、この映画をきっかけに設立されたスタジオジブリ制作映画の1作品目となった。次第に高年齢向けになっていくアニメに対して、マンガ映画の復活を目標に小学生を対象に古典的な冒険活劇として企画され、それが結果的に大人の鑑賞に耐えうる作品になるというのが宮崎の方針であった。音楽は冒険活劇ということから宇崎竜童に決定していたが、プロデューサーの高畑勲の再考により『風の谷のナウシカ』の久石譲が続投することになった〔鈴木敏夫「宮崎・久石コンビはこうして生まれた 」(「久石譲in武道館」チラシより) セブンネットショッピング内スタジオジブリ専門店 〕。興行こそ数字的には振るわなかったものの(後述)、配給した東映による観客満足度調査は97.7%と高く、物語は幅広い年齢層に支持され、ビデオ販売は好調であった。 「ラピュタ」という名称は、スウィフトの『ガリヴァー旅行記』に登場する、空を飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国(:en:Laputa)」からとったもの。劇中に空飛ぶ島の物語を空想した人物としてスウィフトの名前も出てくるが、名前の借用以外は『ガリヴァー旅行記』との関連はない。19世紀後半、産業革命期のヨーロッパを元にした架空世界での冒険を描く。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「天空の城ラピュタ」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Castle in the Sky 」があります。
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