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一本足打法[いっぽんあしだほう] 一本足打法(いっぽんあしだほう) とは、野球における打者のバッティングフォームのひとつ。 == 解説 == 投手の投球フォームに合わせ、投手側の足を高く上げる。その様子から「一本足打法」と呼ばれる。足を上げることによって、ボールを手元まで引き付けたり、タイミングを取りやすくしたりすることを目的とした打法である。ボールを手元まで引きつけたり、打つタイミングを取りやすくなるというメリットがある一方、下半身への負担が大きく、下半身の弱い選手は軸もぶれやすいため習得が難しい。上半身に頼らず、強靭な下半身とバランス感覚が要求される。 王貞治に一本足打法を指導した荒川博は、駒田徳広ほか多くの選手に一本足打法を伝授しようとしたが、会得できた選手はほとんどいないという。巨人の監督を務めた川上哲治は一本足打法には否定的であり、王についてもボールをとらえるタイミングを会得すれば元のフォームに戻すと思っていたのに、引退まで一本足打法で貫き通した事には呆れさえ感じたと述べている〔文春ビジュアル文庫「豪打列伝」長嶋&王の項より〕。すなわち、一本足打法が優れているのではなく、王のバッターとしての資質が優れているのであり、この打法はそれを引き出すためのものに過ぎ無いという考え方になる〔王は一本足打法にした事で1964年にシーズン55本塁打(当時は破格の数字)を達成したが、この事が有ったため一本足打法を確立した。その後も一本足打法を続けて13年連続本塁打王、二年連続三冠王等と輝かしい記録を打ち立てている。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「一本足打法」の詳細全文を読む
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