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フランク・ロイド(Frank Lloyd, 1886年2月2日 - 1960年8月10日)は、英国スコットランド生まれの米国の映画監督。第2回(1928年 - 1929年)および第6回(1932年 - 1933年)の米国アカデミー監督賞受賞者である。 == 略歴 == スコットランド、グラスゴー出身。1913年米国に移住、俳優としてデビューしたあと、脚本と映画監督に転じる。10代の終わり頃には有名な文学の映画化(『二都物語』(1917年)や『レ・ミゼラブル』(1917年)など)や西部劇を監督するようになる。 ロイドの有名な映画は、ロン・チェイニーがフェイギンを演じた『オリバー・トゥイスト』(1922年)やアカデミー監督賞を獲得した『情炎の美姫』(1929年)などがある。第2回アカデミー賞では『情炎の美姫』『ウィリー・リヴァー』『愛の曳き船』の3本が同時に監督賞にノミネートされ、18世紀のイギリス海軍提督ホレーショ・ネルソンとの恋愛で有名な「オーキッド・レディ」こと、駐ナポリ大使夫人エマ・ハミルトンとの物語『情炎の美姫』がその名誉を得たのである。 スケールの大きいロイドの作風はいかにもアカデミー賞向きだったらしく、『カヴァルケード』が第6回アカデミー賞の作品賞、監督賞、室内装置賞を、『戦艦バウンティ号の叛乱』は作品賞をそれそれ獲得している。1955年の『アラモの砦』まで演出した映画は約80本。1930年代を代表する監督の一人である。 ロイドは米国映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の36名の創立者の一人である。また『情炎の美姫』はアカデミー作品賞にノミネートされていないのにアカデミー監督賞を獲得した、現在まで唯一の作品である。また1934年から1935年にかけてAMPASの代表を務めていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フランク・ロイド」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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