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フランスの港 : ウィキペディア日本語版
フランスの港

フランスの港』(フランスのみなと、)は、フランス王国の画家クロード・ジョセフ・ヴェルネが描いた一連の絵画の総称。ヴェルネの代表作である。
== 解説 ==
1753年3月、およそ20年のローマ留学を終えて祖国フランスに帰国したクロード・ジョセフ・ヴェルネは、同年9月に注文を受けて連作『フランスの港』に取りかかった。この連作は当時の国王ルイ15世治世下において最大規模の注文であった。注文者はルイ15世であるが、実際にヴェルネに絵を描かせようと考えたのは、1751年に「王室建造物局総監」という要職に就いたばかりのマリニー侯爵アベル=フランソワ・ポワソン・ド・ヴァンディエールであった。
注文は当初「フランスのすべての港を描くこと」を掲げていたが、実際にまとまった計画では、地中海沿岸の8港と大西洋沿岸の12港と決定された。この『フランスの港』は、フランスの産業や軍事を示す教育的な内容を持つものであり、地勢の正確な表現とあわせて、産業・交易・風俗などのそれぞれの土地を特徴づける多くの要素を盛り込むことが要求された。原則として注文側が作成した計画案に従って制作しなければならないとする条件が付けられ、描くべき港、港ごとの作品数、どの地点からどの方面を眺めるか、盛り込むべきモチーフなど、諸々の細かい指示が出されていた。報酬は必要経費込みで1点につき6000フランと定められた。
絵画制作のための旅行が、ヴェルネにとって精神的にも経済的にも大きな負担となっており、パリに戻って制作を中断してしまった時期もある。当初の計画ではフランスの主要な20の港を描くことになっていたが、ヴェルネは10年の歳月をかけて10の港を15点のタブローに仕上げて終了することにした。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フランスの港」の詳細全文を読む



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