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『フランス白粉の謎』(フランスおしろいのなぞ、''The French Powder Mystery'' )は、1930年に発表されたエラリー・クイーンの長編推理小説。 エラリー・クイーン(作者と同名の主人公)を探偵役とする一連の作品の中でタイトルに国名が含まれる、いわゆる「国名シリーズ」の第2作。 == あらすじ == デパートのショーウィンドウで行われていた電動式家具の実演中、壁とベッドの隙間から銃殺死体が転がり出てきた。死体はデパートの会長の妻、ウィニフレッド・フレンチであった。すぐにクイーン警視と息子のエラリーが呼ばれ、捜査が始まる。 捜査により、実際の犯行現場はショーウィンドウではなくデパート6階にある会長のアパートであること、フレンチ夫人はアパートで誰かと待ち合わせをしていたらしいこと、殺人犯は指紋採取用の粉を使って念入りに自分の指紋を消したことなどが判明する。さらに、フレンチ夫人のハンドバッグには彼女のものではない口紅が入っており、その中からヘロインと思われる白い粉が発見される。 様々な証拠からエラリーは真相を見破るが、法的に犯人を有罪にできる証拠が一つもないため困っていた。それを聞いたクイーン警視は、そういうときは「はったり」を使うのだとアドバイスする。 エラリーは捜査で取得した物的証拠を全てテーブルに並べ、そこに関係者を全員集めて自信たっぷりに真相を説明する。はったりは成功し、関係者の一人としてそれを聞いていた犯人はその場で自殺する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フランス白粉の謎」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 The French Powder Mystery 」があります。 スポンサード リンク
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