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フランス語の動詞では、現代標準フランス語における動詞について記述する。 == 法・時制・相 == 伝統的な文法では、フランス語は直説法、条件法、接続法、命令法の 4 種類の法を持つとされる。しかしこのうち条件法は、直説法過去未来と見るほうが良い。 時制は、直説法(条件法を含む)が 10 通り、接続法が 4 通り、命令法が 2 通りの計 16 通りがあるとされる。しかし各々の半数は、助動詞と過去分詞を用いる複合時制と呼ばれるもので、形態的には完了相に当たる。従って、真の法・時制は 8 通りである。この内 2 通りは現代口語では使われない。 以下に、フランス語の法と時制を示す。時制の名が二つあるときは、上段が伝統的な名称である。 過去のみ、完結と非完結の違いがある。完結とは出来事を全体として示す相で、非完結とは出来事の一部を示す相であり、日本語の「した」対「していた」、英語の I did 対 I was doing の対立とほぼ同じである。なお、完結と完了は関係がない。 直説法単純過去と接続法半過去、およびその完了相の直説法前過去と接続法大過去は、現代口語では使われない。直説法単純過去の代わりに直説法複合過去(現在完了)が使われる。現在完了が過去を表すのは、イタリア語やドイツ語にも見られる特徴である。接続法は絶対的時制を失い、相対的時制、つまり一般か完了かの違いしかない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フランス語の動詞」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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