|
フランツ・アルブレヒト・マクシミリアン・ヴォルフガング・ヨーゼフ・タデウス・マリア・メッテルニヒ=シャーンドル(Franz Albrecht Maximilian Wolfgang Josef Thaddäus Maria Metternich-Sándor, 1920年10月23日 ルディ、シレジア - 2009年6月20日 チェトーナ、イタリア)は、オーストリアの資産家。ドイツの旧諸侯ホーエンローエ家の一員。ドイツでは名目上、ラティボル公およびコルヴァイ侯ならびにホーエンローエ=シリングスフュルスト侯子(Herzog von Ratibor, Fürst von Corvey, Prinz zu Hohenlohe-Schillingfürst)の称号を名乗った。 == 生涯 == ラティボル公ヴィクトル3世とその妻のエッティンゲン=エッティンゲンおよびエッティンゲン=シュピールベルク侯女エリーザベト・パウリーネの間の次男として、シレジアのグロース・ラウデン(現在のポーランド領ルディ)にあったグロース・ラウデン城(Schloss Groß Rauden)で生まれた。 クレメンス・フォン・メッテルニヒの女系の玄孫、パウリーネ・フォン・メッテルニヒの曾孫であり、1926年に母方の大叔母であるクレメンティーネ・フォン・メッテルニヒ=シャーンドル(1870年 - 1963年)の養子となった。1939年に実兄のヴィクトル・アルブレヒトが戦死したため、1945年に父が亡くなるとラティボル=コルヴァイ公爵家の家督を継いだ。 ニーダーエスターライヒ州のグラーフェンエッグ城(Schloss Grafenegg)及びノイアイゲン城(Schloss Neuaigen)、またドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州のコルヴァイ修道院宮殿の城主であった。また修道院宮殿の中にある、約7万4000冊の蔵書を誇るドイツ最大の私設図書館コルヴァイ侯爵家図書館(Fürstliche Bibliothek Corvey)の所有者でもあった。フランツ・アルブレヒトは1985年から1998年にかけ、パーダーボルン大学(Universität Paderborn)とノルトライン=ヴェストファーレン州がコルヴァイ図書館で共同研究調査を行うこと、また蔵書のマイクロフィルム化に協力した。この功績により、2003年にはドイツ連邦共和国功労勲章を授与された。 1962年10月2日にザルム=ライファーシャイト=クラウトハイム・ウント・ディーク伯爵夫人イザベラ(1939年 - )と結婚し、間に5人の息子をもうけた。2009年に亡くなり、ラティボル=コルヴァイ公爵家の家督は長男のヴィクトル(5世)・マルティンに引き継がれた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フランツ・アルブレヒト・メッテルニヒ=シャーンドル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|