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フランツ・カール・メルテンス : ウィキペディア日本語版
フランツ・カール・メルテンス

フランツ・カール・メルテンス(Franz Karl Mertens または Franz Carl Mertens, 1764年4月3日 - 1831年6月19日)はドイツ植物学者である。藻類学を専門とする。
ノルトライン=ヴェストファーレン州ビーレフェルトの出身。ハレ大学で神学と語学を学んだのち、ブレーメンの商業学校で教師を務めた。一方で余暇に植物学を研究し、共通の友人を通じて植物学者のアルブレヒト・ヴィルヘルム・ロートと知り合い、ロートとともにスカンジナビアなどのヨーロッパ各地の科学調査を行った。これらの調査旅行の成果として、ロートの著書 ''Catalecta botanica''(1806年)の3巻などで、多くの藻類の種に図入りの記載を行なった。またエアランゲン大学教授のヴィルヘルム・ダニエル・ヨーゼフ・コッホとともに、ヨハン・クリストフ・レーリングの ''Flora Deutschlands''(「ドイツの植物」)の第3改訂版を出版した。カール・アドルフ・アガードジャン・バティスト・ボリ・ド・サン=ヴァンサンオーギュスタン・ピラミュ・ドゥ・カンドールアーデルベルト・フォン・シャミッソーら多くのヨーロッパの植物学者との間に交わされた263通の手紙やスケッチブックが残されており、カーネギーメロン大学の植物学を専門とするハント図書館 (Hunt Botanical Library) に保存されている〔Hunt Botanical Library, Mertens 〕。
ロートによって、ムラサキ科の属名、(和名:ハマベンケイソウ属)に献名された。息子のカール・ハインリヒ・マルテンス (Karl Heinrich Mertens) も植物学者である。

==参考文献==

*
* C. L. Stachow: ''Professor Dr. Franz Carl Mertens, Vorsteher der Handelsschule in Bremen.'' In: Aerztlichen Vereine zu Bremen: ''Biographische Skizzen verstorbener Bremischer Aerzte und Naturforscher.'' Eine Festgabe für die zwei und zwanzigste Versammlung Deutscher Naturforscher und Aerzte zu Bremen. Heyse, Bremen 1844, S. 239–392, online , (auch Separatum ca. 1845).

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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