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フリーア美術館[ふりーあびじゅつかん]
フリーア美術館(フリーアびじゅつかん、英語名Freer Gallery of Art)は、アメリカ合衆国首都ワシントンD.C.にある美術館の名称。首都中心部のナショナル・モールに沿って建てられており、スミソニアン協会が管理・運営するスミソニアン博物館群の一つである。隣接するアーサー・M・サックラー・ギャラリーと同様に、日本を含む中国やインドを中心としたアジアの古美術品が展示されている美術館である。 ==概要== 開館時刻は午前10時から午後5時30分まで。クリスマスを除き年中無休で運営しており、入館は無料である。隣のアーサー・M・サックラー・ギャラリーとは地下階にある展示通路で両方の建物を行き来できるよう繋がっており、また両建造物における責任者、並びに学芸員も共通で運営されている。地下でアーサー・M・サックラー・ギャラリーと通路でつながっており、フリーア&サックラー・ギャラリー等と統合して称されることもある。特に公式サイトでは英語表記でFREER+SACKLER GALLERIES(後述、参考・外部リンクの公式サイト参照)等とされ、「FSG」と略称される。主に、中国の絵画、韓国の陶芸品及び陶器、日本の屏風などが観光客に人気のある展示品として挙げられる。 館内のツアーや親子、団体向けのイベントなども館内学芸員によって常時行われている。また、館内には「ユージーン&アグネス・E・メイヤー音楽堂(The Eugene and Agnes E. Meyer Auditorium)」という300席ほどの大ホールが設置されており、美術館のテーマであるアジアの歴史や伝統に則った映画、音楽会その他パフォーマンスなどの各イベントが催されている。入場にはチケットが必要であるが無料であり、また上映、開始のおよそ1時間前ほどに学芸員によって配布される。チケットやイベントに関しては付近のインフォメーションセンターまたは公式ページがより詳細である。 更に、ワシントンD.C.では4月中に「全米桜祭り」と称するイベントが行われている。これはワシントンD.C.に現在もタイダル・ベイスン周辺に咲き誇っている約3000本の桜の苗木を1912年に東京都が贈呈した出来事に基づいたもので、同美術館も展示室または音楽堂内で日本に関するイベントが多く行われる。とくに音楽堂内では「さくらまつり記念アニメマラソン」なる行事が催され、『となりのトトロ』(My Neighbor Totoro)や『アキラ』(AKIRA)というような日本発のアニメの上映も行われる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フリーア美術館」の詳細全文を読む
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