|
フレキシブルプリント基板(フレキシブルプリントきばん、フレキシブル基板あるいはFPC(Flexible Printed Circuits))は、プリント基板の一種。柔軟性があり、弱い力で繰り返し変形させることが可能であり、変形した場合にもその電気的特性を維持する特性をもつ。電子機器業界では略して「フレキ」と呼ぶこともあるが、これは住友電気工業の登録商標である〔特許庁電子図書館 「商標出願・登録情報」より、登録977016号。〕。フレキシブルケーブルは、柔軟性があり大きく変形させることが可能な配線。フレキシブルエレクトロニクス(Flexible electronics)は、変形可能な電子部品に関する技術の総称。 フレキシブルフラットケーブル(FFC)なども含まれる。詳細は「電線」を参照。また詳しい製造方法や特性は、「プリント基板」を参照 ==性質及び材質== 一般的なフレキシブル基板の構造、性質及び材質は以下の通り。 *厚み12μmから50μmの薄膜状の絶縁体「ベースフィルム」の上に接着層を形成し、さらにその上に厚み12μm~50μm程度の導体箔が貼りあわされた構造である。一般的なリジッド基板の総厚300μm~1600μmと比較して薄く、加工性に優れるため、複雑な形状加工が可能である。 *端子部やはんだ付け部以外には絶縁体を被せて保護している。 *絶縁体は「ソルダーレジスト(レジスト/フォトレジスト)」や「カバーレイ(Coverlay)」と呼ばれるで、ポリイミドやポリエステル(PET)など多くのプラスチックが使用される。導体としては銅/銅箔が一般的に用いられる。接着層には主にエポキシ樹脂系、アクリル樹脂系の接着剤やプリプレグが使用される。 *あらかじめ上記の絶縁体と導体を張りあわせた複合材料「銅張積層板=CCL(Copper Clad Laminate)」や「銅箔付き絶縁体シート=RCC(Resin Coated Copper Foil)」などが用いられることが多い。 *柔軟性を必要としない、あるいは強度を要するエリアには、粘着テープや接着剤でステンレス鋼などの板金/鋼板を接着して補強することがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フレキシブルプリント基板」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|