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フーフダ
フーフダ(漢字では符札と書く)は沖縄県で行われる木簡(もくかん)又は紙札で、門や屋敷の四方に貼り、魔除けとなすものである。八重山では祈祷札という。 ==歴史== 中国では以前、桃符を門に貼り、魔除けにする習慣があった。桃に悪鬼を恐れさせる力があるという道教的民間信仰に基づく。この習慣は沖縄では根づかなかったがフーフダの内容にその影響が表れている。1924年の伊東忠太の沖縄建築文化の報告書に首里に呪句を書いたフーフダが張られていた記録がある。〔山里〕岩崎卓爾の1920年の「ひるぎの一葉」宮良當壯の「八重山諸島物語」にフーフダ(八重山では祈祷札という)の存在の記載がある。1925年の宮良當壯の「糸満小話」にもある。 沖縄県立博物館に所蔵されているフーフダは1960年に糸満市で収集されたもので、杉板で自家製である。その後、神社とか寺院がフーフダを発行している。門に貼るのは呪句で、種々の文句があるが、屋敷の四方に貼るものは、北方多聞天王、東方持国天王、南方増長天王、西方廣目天王である。これは仏教における守護神の四天王である。 沖縄では屋敷の中の多くの神々に家内安全と家族の健康を祈る習慣があって、大体2月と8月に拝む。拝む順序はまちまちである。新築の家に貼るが、年が改まるとまた貼ることが多い。何年もそのままの場合もある。貼る場所などをユタに指示されることもある。普通は建物や塀などに貼るが、土に立てる場合もある。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「フーフダ」の詳細全文を読む
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