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ブダペスト覚書[ぶだぺすとおぼえがき]
ブダペスト覚書とは、ウクライナと核兵器保有国(アメリカ合衆国、ロシア、イギリスなど)が結んだ安全保障に関する覚書のことである。1994年12月5日にブダペストで開催された欧州安全保障会議(CSCE)の首脳会議の場で結ばれた。 ==概要== ソビエト連邦の崩壊により、ウクライナなどの独立国家共同体の諸国には、大量の核兵器(核弾頭)が残置されることとなった。一方で、連邦崩壊に伴う混乱(ロシアとウクライナはクリミア半島の領有と黒海に駐留していた艦隊(黒海艦隊)の処遇で対立した)の過程で核拡散の懸念が高まったことから、アメリカなどの諸国は、弾頭数の多かったウクライナに対して、核拡散防止条約(NPT)への加入を迫った。ウクライナは、核兵器を手放す代償として安全保障体制の確約を要求、各国がそれに応えてNPTへの正式加盟にこぎつけた。この過程の覚書が、後にブダペスト覚書と呼ばれるようになった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブダペスト覚書」の詳細全文を読む
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