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ブッダブロ()とはマンデルブロ集合に関する図形。ガウス平面から点をランダムに選び、そのについて数列を計算し、となった場合にからまでの位置に点を描くという作業を、指定した回数だけ反復(iteration)して行ったもの。形がブッダに似ていることから名付けられた。色毎に計算回数を変えてカラー化することもある。 ==発見== マンデルブロ集合が初めて描かれたのは1978年のことであり〔川平友規 マンデルブロー集合 〕、その名はこの集合の研究に深く取り組んだアメリカの数学者ブノワ・マンデルブロにちなんで付けられた。 1988年、ライナス・ヴェスタス(Linas Vepstas)がマンデルブロ集合を変形して得られるより芸術性の高い図形を発見し、サイエンスライターに送っており、これがきっかけで、と呼ばれる図形が発見された。ピックオーバーの著書''Computers, Pattern, Chaos, and Beauty''〔日本語訳:『コンピュータ・カオス・フラクタル―見えない世界のグラフィックス』、ISBN 978-4826900522〕に収録されている。 ブッダブロを計算する手法を始めて提案したのはメリンダ・グリーン(Melinda Green)であり〔The University of Western Ontario’s newspaper Chaos (theory) rules for software developer(PDF12MB) , p.10〕、1993年のネットニュース、sci.fractalsに投稿された〔Daniel Green The diety hiding in the m-set 〕。グリーンにはインド出身の同僚がおり、そのアドバイスをヒントにこの図形を初めガネーシャと名付けた〔。ガネーシャは首から上が象の形をしたインドの神である。この図形にブッダブロの名をつけたのは、Robarts Research Instituteの〔ロリ・ガルディ(Lori Gardi)である〔Melinda Green The Buddhabrot Technique 〕。 ファイル:Bbrot225x225x24.PNG|ブッダブロ ファイル:Ganesh Sujit Kumar 01.jpg|ガネーシャ ファイル:Buddha-little.statue.jpg|ブッダ 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブッダブロ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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