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ブッルス : ウィキペディア日本語版
セクストゥス・アフラニウス・ブッルス
セクストゥス・アフラニウス・ブッルス(ラテン語:Sextus Afranius Burrus1年頃 - 62年)は、ローマ帝国ユリウス・クラウディウス朝期の軍人である。
== 略歴 ==

=== 前半生 ===
セクストゥス・アフラニウス・ブッルスは、ガリア・ナルボネンシス属州のウァシオ・ウォコンティオルム(現:ヴェゾン=ラ=ロメーヌ)出身で騎士階級(エクィテス)に属し、元々ガリア・ナルボネンシスで勢力を有していたグナエウス・ポンペイウスクリエンテスの家系にあったと考えられている〔Gerhard Waldherr, Nero, Regensburg 2005, S. 55〕。
ブッルスの前半生は不明な点が多いが、ティベリウス帝の治世時代に軍隊に入り、ユリウス・クラウディウス朝を頂点とした元首政に忠勤を励み、清廉な軍人として軍内部での評判を獲得した〔Werner Eck: Afranius Sex. f. Burrus, Sex. In: Der Neue Pauly Bd. 1, Sp. 215.〕。一方で、ブッルスは身体的な障害があったとも伝えられる〔タキトゥス「年代記」13.14〕。また、後の経歴からこの頃までにアグリッピナの後ろ盾を得ていたと考えられる。
51年メッサリナの破滅後にクラウディウス帝と結婚したアグリッピナの意向によって、ブッルスはプラエトリアニのトップとなるプラエフェクトゥス・プラエトリオへ就任し〔タキトゥス「年代記」12.42〕、アグリッピナの息子ルキウス・ドミティウス・アヘノバルブスの家庭教師となったルキウス・アンナエウス・セネカ〔タキトゥス「年代記」12.8〕と共にドミティウスの後見人的な立場となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「セクストゥス・アフラニウス・ブッルス」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Sextus Afranius Burrus 」があります。



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