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ブメタニド : ウィキペディア日本語版
ブメタニド

ブメタニド(Bumetanide、商品名:ルネトロン)は三共が開発したループ利尿薬の一つである。同系統のフロセミドとの違いは、主に生物学的利用能薬物動態学的な挙動に因る。フロセミドの消化管からの吸収率は約6割で、患者により1割〜9割とばらつきが大きいが、ブメタニドは約8割が吸収され、食事の影響を受けない。この為ブメタニドは作用を予測し易い利尿薬と言われる。クレアチニンクリアランスが正常な患者ではフロセミドの40倍の効果を持ち〔、腎障害を有する患者にも使用出来る。錠剤と注射剤が有る。
脳細胞では、ブメタニドは(ナトリウム-カリウム-塩素イオン共輸送体)を阻害し、神経細胞内の塩素イオン濃度を低下させる。その結果GABAの働きが増強されて、バルビツール酸系薬剤等の従来薬が無効な場合でも新生児のを抑制する。ブメタニドは抗てんかん薬として開発中である。又、同様の機序で、軽症の自閉症症状を緩和するとの研究も有る。
==効能・効果==
心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫、癌性腹水

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ブメタニド」の詳細全文を読む



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