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『銀河旋風ブライガー』(ぎんがせんぷうブライガー)は、1981年10月6日から1982年6月29日までテレビ東京ほか一部放送局で毎週火曜日17:55 - 18:25の枠〔1982年2月23日までは火曜18:00 - 18:30枠で放送。5分繰上ったのは平日18:55 - 19:00に帯ミニ番組『楽しいのりもの百科』が設置されたのに伴い、平日18:30の『マンガのひろば』が5分繰上がったため。〕にて全39話が放送された、国際映画社製作のロボットアニメ。 == 作品解説 == 「J9シリーズ」三部作の第1作。スタッフは、『サンセット77』や『サーフサイド6』といった1950年代のアメリカの若者向け探偵ドラマの軽妙なセンスを強く意識して制作したという。また、時代劇風の都都逸チックなナレーションなど和風の要素と始末屋稼業の組み合わせから、当時からアニメ誌などでは「SFアニメ版必殺シリーズ」などと書かれることも多かった。 本作の特徴として女性ファンが多いことがあげられる。一説によるとファンの9割が女性だったとされている〔『80年代アニメ大全』1988年、双葉社刊。〕。 J9のキャラクターデザイン上のモチーフは『ルパン三世』である。キッドはルパン三世、ボゥイーは次元大介、アイザックは十三代目石川五ェ門、お町は峰不二子を参考にデザインされている。これは放送当時の『アニメージュ』の特集記事で明らかになっており、記事中では初期デザインとともにキャラデザインを担当した小松原一男のコメントも掲載されていた。また、J9のキャラクター4名は、ストーリー上ほぼ同格の位置づけであり、一種の群像劇であったと言える。この点は、続くシリーズ2作も同様の流れにある。 ロボアクションの作画の荒れが目立ち、主演陣はあまりの質の低さに驚愕し「これは自分たちが気合を入れて番組を盛り上げていく他ない」と闘志が湧いたと語られる。 監督の四辻たかお曰く、「ロボットが出ない代わりに、初めから終わりまでロックが流れ続ける(LPレコード1枚分のロックを聞いた気分になれる)アニメを作りたいと言ったところOKが出た」とのことである。四辻は友人の山本正之にBGMと挿入歌の制作を依頼したところ音響面で人気を博し〔『ハンドメイド・カフェ』第17号、2006年12月16日配信分より。〕、J9シリーズが後世まで根強い人気を持つようになる要因の一つとなった。 最終回間際にアニメ専門誌でスタッフの「映画化も考えている」旨の発言があったが、結局それ以上の話の進展はなかった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「銀河旋風ブライガー」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Galaxy Cyclone Braiger 」があります。 スポンサード リンク
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