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ブラジルの政党[ぶらじるのせいとう] ブラジルの政党(ブラジルのせいとう)では、南米のブラジル連邦共和国における政党について説明する。
==概説== 1937年11月、当時の大統領であったジェトゥリオ・ヴァルガスによるクーデターで誕生したエスタード・ノーヴォ(新体制)の元で既存政党は全て解体されていた。しかし、第2次世界大戦直後の1945年、民主主義復活を要求する声に推され、ヴァルガス大統領が選挙の実施を表明して以降、様々な政党が結成された。まずヴァルガス反対派として国民民主同盟(UDN)が復活、次に政府与党として社会民主党(PSD)とブラジル労働党(PTB)が作られ、これ以外に地方色の強い幾多の少数政党が結成された。 しかし、1964年3月の軍事クーデターで発足した軍事政権下、既存政党は軍人出身の大統領であるカステロ・ブランコ政権が1965年10月27日に発した軍政令第2号によって強制的に再編され、与党として「国家革新同盟」(Alianca Renovadora Nacional=ARENA アレーナ)が、体制内野党として「ブラジル民主運動」(Movimento Democratico Brasileiro=MDB エミデーベー)のみが存在した。しかし、軍事政権の後半期になると政府主導による段階的な政治の自由化、民衆側からの民主化運動の高まりで民主的な政治制度が整備された。そして1979年3月に大統領に就任したフィゲイレードの下で制定された政党法改正による政党結成自由化の結果、これまでのARENAとMDBによる形式的な二大政党制から、複数政党制への移行が実現された。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブラジルの政党」の詳細全文を読む
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