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ブラジルナッツは、サガリバナ科の高木(ブラジルナッツノキ:''Bertholletia excelsa'')、またはナッツとして食用にされるその種子である。 ==樹木== ブラジルナッツノキはブラジル、ベネズエラ、ギアナなどアマゾン川流域周辺の熱帯雨林原産の高木である。ブラジルナッツ属(''Bertholletia'')の唯一種。属名はフランスの化学者クロード・ルイ・ベルトレーに献名されている。 非常に大きく、高さ50m(超高木)、幹の直径2mに及ぶ。葉は長さ20-50cm、幅9-15cmほどの楕円形で、互生し、乾季には落葉する。 花は白色で径3cmほど、多数が円錐花序をなす。ブラジルナッツの授粉は特殊な蜂(''Euglossa spp.''など)によって行われ、またこれらの蜂は特定の蘭(''Coryanthes vasquezii'')において繁殖する。従ってブラジルナッツはこれらの生物と共生していると言うことができる。 果実は成熟に14ヶ月を要する。果実は直径10-15cmの球形のさく果で、厚い殻の中に、10-20個ほどの長さ4-5cmの三角錘状の種子が放射状に詰まっている。先端に穴があるが、自然に割れることはない。自然界ではアグーチなど大型齧歯類がかじって破り、中の種子を食べ、一部の種子を埋めるなどの行動によりブラジルナッツは繁殖する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブラジルナッツ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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