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ブラックオパール : ウィキペディア日本語版
ブラック・オパール

ブラックオパールとは、通常不透明な濃灰色から黒色を主色とし、地色として、様々な色彩が輝きを見せる単一(ソリッド)の天然石を言う。黒蛋白石(くろたんぱくせき)ともいう。
淡色のオパール(蛋白石)では白色光散乱し、色彩の輝きが拡散するのに対し、ブラックオパールではそれを暗色の地色が吸収するため、視覚的効果が引き立つ。最上級のブラックオパールでも、最表面の色の下に色彩のない地色がちらついて見えることがある。
ブラックオパールは様々な場所で発見されるが、宝石品位のものが商業規模で探鉱されているのはオーストラリアニューサウスウェールズ州北部のライトニングリッジ産地のみ。

== 品質と鑑定 ==
ブラックオパールの品質は次のような要素で決定される。
; 特徴
: ブラックオパールは、一つ一つが異なった特徴を表している。サファイヤルビーエメラルドなどと異なり、それぞれが独特の色彩の組合わせを見せ、同じものが見られることはまずない。
; 形状
: オパールの理想的な形は、整ったドーム型の楕円形カボションで、石の長さが幅よりも40%ほど大きく、高さ(ドーム)が幅の60%ほどのもの。自然の作用により不規則に形成されるため、このような理想的な形で採掘される事は稀である。加工の過程で原石の40 - 60%が削り取られる。
; 光沢と輝き
: 主要な要素の一つが、石の中の遊色度である。遊色が明瞭で色合いが鮮明なものが高品質とされる。
; 地色
: 七彩色は、地色の上やその中に発生する。真灰色から濃灰色、濃紺色、黒色の範囲に及ぶ。
; 七彩色の範囲
: 遊色や七彩色の揺らめき方は光沢と同様に重視される。混じり気のない鮮明な色が好まれる。
; 正面の外観
: 正面から見た際に石の色彩が直接見えるか否か。狭い角度からしか見えない場合、その石の価値は低くなる。
; 含有物と傷
: ブラックオパールの多くは、石膏ポッチなどの含有物を持つ。少しでも表面を覆うと大きく評価が下がることがある。
:
* 石膏 表面に網上の細かい灰色の線となって現れることがあり、鮮明に見える場合好ましくない。
:
* 砂 石の裏など表面から見えない箇所に砂の斑点や塊がある。明らかに表面上にある場合は欠陥とされる。
:
* 窓(ウィンドウ) 多くのオパール、特に暗色が地色のものには、色が薄く透き通って見える部分がある。普通、石の背後部のポッチに色むらがあるか、背後から色の層まで砂が入り込んでいるため。これらは石の価値を下げてしまう。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ブラック・オパール」の詳細全文を読む



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