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ブラック・サバス(Black Sabbath)は、イギリスのロックバンド。1968年にバーミンガムで結成され、幾度ものメンバーチェンジを経ながら40年近くに渡って活動した。現在でも多くのハードロック・ヘヴィメタルファンはもちろん、ハードコアやグランジなどの界隈からも根強い人気を誇っている。 「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第85位。 「レッド・ツェッペリン」、「ディープ・パープル」と並び、三大ハードロックバンドの一つに数えられる。 == 来歴 == ジャズやブルースを基調とし、「人を怖がらせる音楽を作る」というコンセプトで作られた音楽性は、後のヘヴィメタルに多大な影響を与えた。その怪奇的なイメージで度々黒魔術や悪魔と結び付けられ、ギタリストのトニー・アイオミがアメリカ・ツアーの最中、狂信者に楽屋で刃物を突きつけられたという危険なエピソードもある。結成当初からメンバー内の交流も公私共に良好で、ビル・ワードのエッセイ・『若き安息日』には「女風呂を必死にのぞこうとするトニー。その尻を持ち上げるオジー。それを心配そうに見守るギーザー。あの瞬間、俺達は初めてのセッションをした」との記述も残されている。 結成はオジー・オズボーンが新聞紙に新バンド結成のためのメンバー募集の公告を出したことによる。 バンド名は、ベーシストのギーザー・バトラーが、1964年に公開されたマリオ・バーヴァのホラー映画『BLACK SABBATH』(邦題『ブラック・サバス/恐怖!三つの顔』)から取って命名した。その映画の公開時、映画館には長蛇の列が出来ていたことから、「人間は恐怖を求める」という着想を得た、と本人は語っている。また、デビューアルバム『Black Sabbath』(邦題『黒い安息日』)も、1970年2月の"13日の金曜日"という曰くつきの日付にリリースされた。 結成時のボーカリストはオズボーンだったが、1979年に脱退。後任としてレインボーのボーカリスト、ロニー・ジェイムス・ディオが加入した。その後、イアン・ギランやグレン・ヒューズなど、ディープ・パープルの歴代シンガーがボーカルを担当していた。1987年以降はトニー・マーティン、1992年から1993年にかけて一時的にディオが復帰している。1997年にはオリジナル・メンバーで復活を果たし、数年間ツアー活動を行ったが、ライブ・アルバムをリリースしただけで、このとき新しいスタジオ・アルバムは発表されなかった。 2007年にアルバム『悪魔の掟』の編成(ロニー・ジェームズ・ディオ、ヴィニー・アピス、ギーザー・バトラー、トニー・アイオミ)でツアーを行うと発表された。ただし、ブラック・サバス名義ではなくヘヴン・アンド・ヘルというバンド名で行われる。これは、オリジナル・メンバーでの再結成の時にオリジナル・メンバー以外の面子ではブラック・サバスとは名乗らないと宣言しているためである。 2011年11月11日11時11分、オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードのオリジナル・メンバーで再結成することを会見で発表した。しかしながら、ビルが契約の内容に不満を持ち、後に、再結成に参加しないと表明する。今後のライブは、代役を迎えての活動となる。 2013年、リック・ルービンプロデュースによる新アルバム『13』をリリース。デビューから43年目にして初めて全英アルバムチャート1位とBillboard 200チャート1位を獲得した(アメリカでの初週売上枚数は15万5000枚)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブラック・サバス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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