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「ブラック・ドッグ」(Black Dog) は、イギリスのロックグループ、レッド・ツェッペリンの楽曲。1971年、彼らの第4作アルバム『レッド・ツェッペリン IV』のA面1曲目に収められて発表された。作詞・作曲は、ジョン・ポール・ジョーンズ、ジミー・ペイジ、及びロバート・プラント。レコードでの演奏時間は約5分。 ==概要== ジョーンズの発案による、複雑な単音リフから作られた曲で、本人は「マディ・ウォーターズ風の曲を作りたくてこのリフを考えた」と回想している〔『天国への階段』リッチー・ヨーク著 奥田祐士訳 シンコー・ミュージック刊〕。 リズムのトリックが盛り込まれ、聴覚上の印象として複雑な構成に感じられる曲であるが、概念化すればA→B→A'→C→Dの構成を二度繰返していると解釈できる。主部(AおよびA')ではプラントのヴォーカルと、他の三人のリフとが交互に掛け合うように演奏されるが、このヴォーカルメロディは、フリートウッド・マック「Oh, Well」からヒントを得たものであり、ペイジもそれを認めている〔『レッド・ツェッペリン全曲解説』デイヴ・ルイス著 福田美環子訳 シンコー・ミュージック刊〕。 ペイジのギター・サウンドは、レスポールを直接ミキシング・コンソールに接続して得られた、いわゆる「プレーン・トーン」である。ただし、ギター・ソロに関してはレスリースピーカーを用いて出力したのではないかとも言われる。 曲名は、レコーディング当時のスタジオがあったヘッドリィ・グランジの周囲をうろついていた(黒色のゴールデン・リトリバー)野良犬に由来する。ただし、その犬と歌詞とはまったく関係がない。「Eyes that shine burning red」も英国の各地に伝えられ、多数の小説にも登場する妖精犬の総称としての『ブラックドッグ』のイメージそのものでしかない。歌詞の内容は、女性の愛や欲望について露骨な表現で語っているのは明白だが、プラントは「自分の言いたいことは誤解されている」と後のインタビューに応えるなど、大人の対応をしている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブラック・ドッグ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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