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『ブリティッシュ・スティール』(British Steel)は、ジューダス・プリーストが1980年に発表したアルバム。スタジオ・アルバムとしては6作目。 == 解説 == 本作より元トラピーズのデイヴ・ホーランドが加入。デイヴは1980年代を通じてバンドに籍を置くこととなる。 レコーディングは、バークシャーのアスコットにあるリンゴ・スター所有のスタジオで行われた。かつてジョン・レノンが住んでいた場所でもあり、メンバーはジョンやリンゴが生活していた風景を見て感動したという〔【お宝VIDEO発売】ジューダス・プリーストの魅力を凝縮 メタル・ゴッド君臨の知られざるエピソード満開! / BARKS特集 (北井康仁)〕。まだ十分な数の新曲ができていなかった時点でレコーディングが開始され、「ブレイキング・ザ・ロウ」「リヴィング・アフター・ミッドナイト」「ザ・レイジ」等はレコーディングが開始されてから作られた曲である〔日本盤リマスターCD(MHCP 293)ライナーノーツ(ジューダス・プリースト)〕。シンプルな構造の楽曲が多く、バラード・タイプの曲は収録されていない。 本作はセールス的に成功を収め、本国イギリスでは初のトップ10入りを果たして最高4位に達した〔。更に「リヴィング・アフター・ミッドナイト」(全英12位)、「ブレイキング・ザ・ロウ」(同12位)、「ユナイテッド」(同26位)というシングル・ヒットも生んだ〔。アメリカのBillboard 200でも初のトップ40入りを果たし(最高34位)〔、アメリカでの人気を確立することとなった。 イギリス盤とアメリカ盤では曲順が違い、コロムビア・レコードから発売されたUSオリジナル盤では「ブレイキング・ザ・ロウ」がA面の1曲目、「リヴィング・アフター・ミッドナイト」がB面1曲目となっていた〔Judas Priest -British Steel (LP) at Discogs- 〕。日本盤LPやCDもかつてはアメリカ盤に準じていたが、2001年のリマスター以降は、イギリス盤の曲順による9曲にボーナス・トラック2曲を追加したフォーマットで統一された。 「メタル・ゴッズ」は、人間が機械に支配されるという内容の歌詞だが、やがてバンド自体の愛称となった。この曲の録音では、楽器以外の音(アンプのコード、ビリヤードのキュー、食器)も使われている〔。 2001年には、本作の制作秘話に関するメンバーや関係者の証言、ライヴ映像等を収録したDVD『ブリティッシュ・スティール』が発表された〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブリティッシュ・スティール」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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