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ブルガリア難民射殺事件 : ウィキペディア日本語版 | ブルガリア難民射殺事件
ブルガリア難民射殺事件(ブルガリアなんみんしゃさつじけん)とは、2015年10月15日に発生した、トルコからブルガリアに密入国しようとしたアフガニスタン人難民・移民グループをブルガリア国境警備隊が射殺した事件。 ==背景==
2013年からバルカン半島諸国には大量の移民が流入する事態となっていた。2015年になるとアラブの春に続く、シリア内戦とISILによるシリア侵略以降、中東、アフリカから更に大量の移民、難民が押し寄せ非常事態となっていた。豊かな生活と社会保障を求めてドイツを目指す移民・難民にとってアフリカや中東からの入り口となる東欧、南欧諸国には数十万人もの移民、難民が押し寄せており、ハンガリーのように国境を封鎖する国も出始めていた。 ブルガリアはより豊かなドイツ、スウェーデンを目指すものたちの通り道ともなっていた。2015年8月にはブルガリア軍は国境警備隊を支援するためにマケドニアとの国境に派遣されていた。また、トルコとの国境付近では不法移民を乗せた車両によって取り締まろうとした国境警備隊員が跳ねられ負傷する事件が起きていた。 ブルガリア首相ボイコ・ボリソフはブルガリアにおける難民問題をEU首脳たちに理解してもらうためにすでに膨大な努力を行っていた。また、ボリソフ首相はこの問題はロシア、アメリカの2大国間で取り決めが行われない限りヨーロッパだけでは解決することはできないと明らかにしていた〔。このような最中に事件は勃発した。2015年は年初から事件勃発までの間にすでに61万人を超える移民がヨーロッパへ移入していた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブルガリア難民射殺事件」の詳細全文を読む
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