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城内平和[じょうないへいわ]
城内平和(じょうないへいわ、独:Burgfrieden / Burgfriedenspolitik)とは、第一次世界大戦中のヨーロッパ各国(特にドイツ)において、社会主義政党を中心とする野党と政府の政争や労働者と資本家の階級対立が一時停止され、戦争遂行のために協力関係が結ばれたこと、あるいはそのような政策を意味する。原語で「ブルクフリーデン」とも呼ばれるほか、日本語では「域内平和」と訳す場合もある。 == 概要 == 「城内平和」の語は、もともと中世ドイツの法において「城壁内での私闘禁止」を意味する語であった〔およびドイツ語項目参照。〕。しかし1914年8月4日、第一次世界大戦勃発に際してドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が帝国議会本会議において「余は党派なるものをもはや知らない。ただドイツ人あるのみだ」という演説を行い、これが「城内平和」演説と称されるようになり〔西川正雄『第一次世界大戦と社会主義者たち』第Ⅹ章「城内平和」参照。〕、また議会内の最大勢力であった社会民主党が皇帝およびドイツ帝国政府の戦争遂行政策を支持し他党との抗争を停止すると、そのような政治的休戦状態(および社会主義者・労働者と政府との協力関係)もまた「城内平和」と称されるようになった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「城内平和」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Burgfriedenspolitik 」があります。
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