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ブルーギル(、 学名''Lepomis macrochirus'') は、サンフィッシュ科に属する淡水魚の一種。北アメリカ原産だが、同サンフィッシュ科のブラックバス、本種に形態が似たもののカワスズメ科のティラピア同様、日本でも分布を広げた特定外来生物である。 == 形態 == 成魚の体長は多くの場合20cm前後。日本に生息する個体群の場合最大でも25cm。一方原産地の北アメリカで大規模河川や湖沼では、40cm近くに成長した個体がみられる。体型や色彩に若干の地域変異が認められる。日本に生息するのはアイオワ産(後述)の個体群15尾の子孫である。 フライパンに収まりやすい魚=“パンフィッシュ”と呼び習わされる 属の中でもさらに最も体高があるため側面形は円形に近く、体幅は左右に強く側扁する。この体高は成長が進んでから顕著となり、1才令までは細長い体型をしている。口内、唇内側には細かい鋸歯状の歯が並ぶ。 体型に加え胸びれが小さいため直線的な遊泳力はやや弱いが、背鰭、腹鰭、尻鰭はよく発達して細かく体の向きを変える能力に富む。 成長した個体、特にオスは額と下顎-胸部にかけての肉厚が発達する。体色は変異があるが、およそ若い個体が淡い青緑褐色で、成体になると黒に近い青紫色になることが多い。腹面は黄色みを帯び、群の中で地位の高いオスはさらに胸部がレッドブレストサンフィッシュやピラニア・ナッテリー等がそうであるように赤く染まる。 体側に細い横しまが10本前後ある。左右の鰓蓋の上部に突出した皮弁があり(若い個体にはほとんどない)、その部分が紺色になっている。この部分に由来して"Bluegill sunfish"(ブルーギル・サンフィッシュ : 青い鰓蓋のサンフィッシュ)、略してブルーギルと呼ばれる。 また水面から本種を見ると鰭が鈍い光沢のある青色に見える事もある。背鰭、腹鰭、尻鰭に鋭い棘条があり、不用意につかむとささり、出血することもあるので注意されたし。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブルーギル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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