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ブルーシートとは、ポリエチレンなどの合成樹脂製のシートのこと。ほとんどの汎用品は青色であることから、この呼び名が一般化した。ただし、これはいわゆる和製英語で、アメリカでは"tarp"(タープ、"tarpaulin"の略)と呼ばれる。青である理由は、青が空の色に溶け込み景観を汚さないと思われているためと、青の着色料が安価であるからである。ただし、一部緑やオレンジのシートも流通している。 なお、合成樹脂製品であることから熱に弱く、火に近づけると溶けたり燃えたりする。 ==概要== 元々は建築、土木工事一般の工事現場で用いていた資材の一つである。工事現場の周囲を囲って埃の飛散を防いだり、乾燥中のコンクリートが雨風に曝されないようにするため、建築中やリフォームなどでまだ屋根の防水が終わっていなかったり、部分的に屋根を剥がした建物の屋根代わりに、あるいは既に内装が済んでいる建物内で床などを汚れから守るためなど、様々な用途に用いられている。 このため、サイズはメートル法の単位ではなく一間(約1.8m)もしくは半間(約0.9m)単位で規格されているものが多い。合成繊維を合成樹脂フィルムで挟んだ構造をしており、引っ張りに強く裂け難い。ロール状になったシートもあるが、汎用の製品では各辺が補強されており、更に製品によっては四隅に金属(アルミニウム)製の補強が入った穴(鳩目)があけられているものも見られ、この穴に紐を通して結わえ付けたり、あるいは金属棒の杭を打ち込んで地面に固定するなど、様々な使い方がある。 不透水性をもち、また耐候性が高く、折り畳めば軽くて場所を取らずに収納できることや、安価で丈夫なことなどから汎用性は高い。複数を使うことで広い面積を覆うことに適する。 こういった特徴から、工事用以外にもアウトドアキャンプ用や花見用などで地面に座るためのござの代用品、あるいはそのござの下に敷いて地面からの湿気を防ぐために一般家庭用としても広まった。また手軽で安価、耐候性の高いことから路上生活者の仮設住居の材料として常用されている。 萩原工業の場合、1964年にポリエチレン・フラットヤーンの防水加工を開発し、翌1965年に「万能シート」として発売した。それまでは、オレンジ色のものが主流で「オレンジシート」とも呼ばれていたという〔第39期 中間事業報告書 p.14 - 萩原工業株式会社〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブルーシート」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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