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メルキオール・ブルーデルラム
メルキオール・ブルーデルラム (Melchior Broederlam (1350年頃 - 1409年以降))は初期フランドル派の画家。イーペル出身と言われ、1381年から1409年にかけてブルゴーニュ公フィリップ2世らに仕えていた記録が残されている〔。ほぼ確実にブルーデルラムの作品であろうと考えられているのは板に描かれた祭壇画のわずか一作品だけで、西洋絵画史上その他のブルーデルラムの作品は確認されていない〔See Gardner's Art Through the Ages, Janson, and Levey, for example〕。 == 生涯 == ブルーデルラムはキャリア初期に長期間イタリアに滞在している。イタリアで空間の表現手法と、トレチェント期の影響を受けた立体表現とを身に着けた。1381年からフランドル伯ルイ2世とブラバント公爵家の宮廷画家となり、ルイ2世が死去した1384年からはルイ2世の娘婿で後継者のブルゴーニュ公フィリップ2世に仕えた。ブルーデルラムはイーペルを拠点に活動していたが、北部フランスのエダンにあった、現在は残っていないフィリップ2世の城の装飾に大きな役割を果たした〔Vaughan,p.205〕。 ヤン・ファン・エイクのような他の宮廷画家と同様に、1387年にまずフィリップ2世の近侍 (:en:valet de chambre) の地位を与えられ、1391年には宮廷画家に昇進した。フィリップ2世の長男で後継者のブルゴーニュ公ジャン1世にも引き続き仕えたが、1409年を最後にブルゴーニュ公家の記録からは姿を消しておりその後の消息は伝わっていない。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メルキオール・ブルーデルラム」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Melchior Broederlam 」があります。
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