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ブルーフォックス・レーダー : ウィキペディア日本語版 | ブルーフォックス・レーダー
ブルーフォックス()は、フェランティ社(後の、現在のBAEシステムズ)社が開発したモノパルス・レーダー〔。社内呼称はARI 5982。名称はレインボーコードに準拠している。 == 来歴 == 1960年代後半、ホーカー・シドレー社は初の実用垂直離着陸機としてハリアーの開発を進めており、1970年にはイギリス空軍において初の実戦飛行隊の作戦能力獲得に至っていた。同機は、航続距離や兵装搭載量で通常型の実用機に劣る点が多かったものの、Tu-95「ベア」のような洋上哨戒機に対する要撃機としては有望と考えられたことから、イギリス海軍は、1969年よりその艦載機版の研究に着手、1972年11月にはマリタイム・ハリアー(後にシーハリアーFRS.1に改称)として、正式な開発が発注された。 イギリス空軍では、ハリアーを基本的には昼間攻撃機として運用しており、アビオニクスは比較的簡素なもので、レーダーも備えていなかった。一方のイギリス海軍は、シーハリアーを全通甲板巡洋艦(後のインヴィンシブル級航空母艦)と組み合わせて、上記の通りに外洋域で敵の長距離偵察機や爆撃機の撃攘にあたらせることを計画していたことから、全天候性能の必要上、火器管制レーダーの装備は必須とされていた。この要請に応じて開発されたのが本機である。
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