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ブロック図[ぶろっくず]
ブロック図は何らかのシステムを図示したダイアグラムで、基本構成要素や機能をブロックで表し、それらを線で繋いでブロック間の関係を示したものである〔SEVOCAB: Software and Systems Engineering Vocabulary . Term: ''block diagram''. retrieved 31 July 2008.〕。ブロック線図とも。CPU設計、ソフトウェア設計、プロセスフロー図など、工学系でよく使われる。 == 概要 == ブロック図は一般に実装の詳細よりも全体の概念を理解することを意図しており、抽象度の高い図として使われることが多い。電気工学の世界ではこれとは対照的な図として回路図や部品配置図があり、回路図は電気部品間の接続を詳細に示し、部品配置図は物理的な部品の配置を示す。ブロック図は複雑なシステムの振る舞いを記述する視覚言語であるため、それを特定用途向けに形式化したものとしてプログラマブルロジックコントローラ (PLC) のプログラミング言語がある。IEC 61131 パート3(IEC 61131-3)に定義されている5つのプログラミング言語の一つとしてファンクション・ブロック・ダイアグラムがある。これは実際に使われるプログラミング言語であるため、高度に形式化されており(形式体系参照)、厳密な規則に基づいて図をどのように構築するかが決まっている。この場合の線には向きがあり、入力変数とファンクション・ブロックの入力パラメータを結んだり、ファンクション・ブロックの出力パラメータと出力変数を結んだり、ファンクション・ブロック間で出力と入力を結んだりする。個々のブロックは時系列に沿って数学的あるいは論理的演算を行うもので、具体的な装置、つまりプロセッサやリレーを表しているわけではない。したがって個々のブロックはブラックボックスとなっている。規則では、論理的系列は左から右、上から下に流れると規定している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブロック図」の詳細全文を読む
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