翻訳と辞書 |
ブロノポール
ブロノポール(Bronopol)は殺菌剤・防腐剤として用いられる化合物。IUPAC名は2-ブロモ-2-ニトロプロパン-1,3-ジオール。 常温ではほぼ無色の結晶。イギリスの薬品会社ブーツ社により1960年代に開発された。毒性が低く、低濃度でも各種細菌に高い抗菌効果を示すことから、医薬品や化粧品の防腐剤として広く使われるようになり、さらに工業用品の防腐や工業用水・冷却水の殺菌などの用途も広がった。 比較的安定だが、分解するとホルムアルデヒドや亜硝酸イオンを放出し、亜硝酸イオンはアミンと反応すればニトロソアミン(発癌性を有するとされる)が発生することがありうる。これらのことから1980年代には各国で日用品への規制が厳しくなったが、現在でも工業用途のほか、魚卵の感染症防止用(動物用医薬品)〔食品安全委員会第18回動物用医薬品専門調査会 〕などに広く使われている。
==注== 〔
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ブロノポール」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|