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ブームタウン・ラッツ : ウィキペディア日本語版
ブームタウン・ラッツ
ブームタウン・ラッツThe Boomtown Rats)は、ボブ・ゲルドフが率いたアイルランド出身のパンクニュー・ウェイヴのバンドである。
メンバー6人全員がアイルランドのダン・レアリー出身。「ブームタウン・ラッツ」というバンド名はウディ・ガスリー自伝『ギターをとって弦をはれ』(原題: ''Bound for Glory'') に登場するギャングの名前に由来する。著名なバンドになりはしたものの、その業績は皮肉にもリードボーカリストであるボブ・ゲルドフチャリティー活動の陰となってしまった。
==略歴==
1975年にボーカリストのボブ・ゲルドフを中心にアイルランドのダブリンで結成され、1977年にデビュー。1978年にシングル「Rat Trap」でアイルランド出身のバンドとしては初めて全英1位を獲得し、注目を浴びる。
1979年に全英1位となったシングル「I Don't Like Mondays(哀愁のマンデイ)」は、同年の1月29日アメリカサンディエゴの小学校で当時16歳の少女が起こしたライフル乱射事件を描いた曲。タイトルは彼女の犯行動機のひとつが「月曜日が嫌い」だったことによる。銃社会のアメリカで2億丁を越える銃が所有されているなか、頻繁に起こる乱射事件が起こるたびにこの曲がメッセージしている事柄が問われている。日本には1980年・1983年の2回来日公演を行っている。
6人編成であり、複数のリズムを集結させたポリリズムを持つバンドでもある。ゲルドフ曰く「ラッツはパンク感覚と共に抜群のメロデイーラインに恵まれたバンドさ。」とのこと。
ゲルドフは1984年Do They Know It's Christmas?のリリースなどによる、アフリカの飢餓救済のためのチャリティー企画バンド・エイドを成功させ、さらに米国のUSA for Africa誕生のきっかけにもなり、後の1985年にはバンド・エイドUSA for Africaを始めとする世界的チャリティーコンサートのライヴエイドも成功させた。こうしてゲルドフが名声を得る一方でバンド活動は停滞、1986年に解散した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ブームタウン・ラッツ」の詳細全文を読む



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