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ブーム法 : ウィキペディア日本語版
ブーム法[ぶーむ]
ブーム法(ブーム核酸抽出法)は、生体試料から核酸を単離するための固相抽出法の一つである。
ブーム法の特徴は「シリカビーズに核酸(NA)を吸着させること」である。
== 概要 ==
ブーム法(ブーム核酸抽出法)は、生体試料から 核酸を単離するための固相抽出法である〔
Boom, et. al; US5234809 , EP0389063 and their family patents.〕〔
R Boom, C J Sol, M M Salimans, C L Jansen, P M Wertheim-van Dillen and J van der Noordaa;"Rapid and simple method for purification of nucleic acids."J. Clin. Microbiol. March 1990 vol. 28 no. 3 495-503 〕〔Hideji Tajima;US6331277 ,
US 2001/0007770 A1 and their family patents.
See also .〕

Hideji Tajima;US6509193


Matti Korpela; US6468810 〕〔
Technical Notes by Bio-Nobile brand 〕〔By John Brunstein;"Sample extraction methods: how we obtain DNA and RNA"

〕〔How do SPRI beads work?
〕。この方法は、「シリカビーズに核酸(NA)を吸着させること」によって特徴づけられる。
「ブーム法」の名前は、発明者の一人、ウィレム·Rブームの名前に由来している。ブーム法は、
生体資料から核酸(NA)を単離するための手法として、最も普及している方法の一つである。
ブーム法は、生物学的サンプルからNAを精製するための、簡便、迅速、かつ信頼性の高い方法として知られている。
ブーム法の基本原理はカオトロピック効果である。即ち、ブーム法は、
「カオトロピック物質の存在下で、NAが、シリカビーズに固層吸着すること」を基本原理としている。
ブーム法は、1990年ごろブームらによって発明、開発されたとされる〔
Boom, et. al; US5234809 , EP0389063
の優先日から推定。
〕。しかしながら、前述のカオトロピック効果自体は、ブームよりも前に
Vogelstein と Gillespieによって報告されていた

B Vogelstein and D Gillespie;"Preparative and analytical purification of DNA from agarose" PNAS 1979 vol. 76 no. 2 pp.615-619


以下の文献は、
"Boom, et. al; US5234809 , EP0389063 及び、そのファミリーパテントにて引用されている。
*B Vogelstein and D Gillespie;"Preparative and analytical purification of DNA from agarose" PNAS 1979 vol. 76 no. 2 pp.615-619
〕。
従って、ブームらの正味の貢献は、US5234809にいわれるような「精製度の悪い出発材料に、この方法を適用化するために最適化
された短いステップの手法」に縮減して考えるべきかもしれない。
ここで、「シリカ」という単語の意味について補足する。
狭義には、「シリカ」は、SiO2の結晶を意味するが、他の形態のシリカ粒子も可能である。
特に非晶質酸化シリコンとガラス粉末、アルキルシリケート、アルミニウムシリケート(ゼオライト
、-NH2によって活性化されたシリカは、Boom法における核酸結合性固相材料として適している。
次節以降、本方式の手順と基本原理を説明する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ブーム法」の詳細全文を読む



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