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プテラポゴン・カウデルニィー : ウィキペディア日本語版
プテラポゴン・カウデルニィー

プテラポゴン・カウデルニィー (''Pterapogon kauderni''、)は、スズキ目スズキ亜目テンジクダイ科プテラポゴン属に属する魚類。和名はアマノガワテンジクダイ(天川天竺鯛)である。
==分布・生息域==
東南アジア方面の太平洋 、バンガイ諸島インドネシアにのみ生息する、比較的近年発見された新しい種である。主にサンゴ礁域に生息する。繁殖期は、縄張りを作りやすい枝サンゴの間など障害物の周りに集まる。日本での観察記録は無い。しかし、多くのダイバーの他、観賞用の場合でも学名である「プテラポゴン・カウデルニィー」の名で知れ渡っている。本種の英名である「バンガイ・カージナルフィッシュ」はあまり知られていない。このプテラポゴン属は本種の他にもう1種いることが解かっている。しかし、本属の中で最も有名なのが本種であり、代表的な種と言える。
西太平洋から東インド洋のサンゴ礁域では比較的見られるようだが、近年観賞用として人気があり、乱獲されているため生息地では数が減少している。また、近年付近の急速な開発などによってサンゴが死滅したり、温暖化で生息地全体が影響を受けて数が減少しているという情報も伝えられている。そのため、近年ワシントン条約附属書IIに掲載されており取引が制限されている。
生息地では乱獲により個体数が減少して絶滅危惧種らしいが、繁殖力が比較的強いようで、持ち出されて他地域(スリランカマレーシアなど)に棲み付いている個体が確認されている。持ち出された理由として挙げられるのは、(1)観賞目的での養殖のため、(2)海流の変化によるもの、(3)スマトラ沖地震の大津波の影響、(4)海域全体の変化などがあるが、中でも最も可能性があるのは人的要因であると思われる。そのため、本当に全体的に個体数が減少傾向なのかは不明である。本種を保護する場合、周辺諸国が協力する必要があるが、多くの国が入り混じる複雑な地域であるゆえ、厳しい。また、近年領土問題が起きる等して緊張状態の中、この海域の保護は一層難しさを増している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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