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プブリウス・ウェルギリウス・マロ : ウィキペディア日本語版 | ウェルギリウス
プブリウス・ウェルギリウス・マロ(、紀元前70年10月15日 - 紀元前19年9月21日)は、古代ローマの詩人。英語の Virgil に従って「ヴァージル」〔例えば、夏目漱石『草枕』「ホーマーがどうでも、ヷージルがどうでも、構はない。」〕とも呼ばれる。主に『牧歌』、『農耕詩』、『アエネーイス』の3つの作品によって知られる。ヨーロッパ文学史上、ラテン文学において最も重視される人物である。 == 略歴 == 生地はガリア・キサルピナのアンデスという村で、現在のヴィルジーリオ付近のアンデスという農村と考えられている。ウェルギリウスはクレモナとミラノで教育を受けた後、ローマで修辞学・弁論術・医学・天文学などを修め、その後エピクロス学派の哲学を学んだ。 ガイウス・ユリウス・カエサルの暗殺後、マルクス・アントニウスとオクタウィアヌスは、フィリッピの戦いでマルクス・ユニウス・ブルトゥスらの勢力を破ったが、その後オクタウィアヌスは、退役軍人に農地を与えるため、イタリア各地で農地の没収を始めた。その際ウェルギリウスの農地も一時没収の憂き目に会うが、オクタウィアヌスに直訴することで、没収をまぬがれた。ガイウス・アシニウス・ポッリオの庇護を受けて、ウェルギリウスは『牧歌』を完成させる。それが、オクタウィアヌスの寵臣であったガイウス・マエケナスの目にとまり、以後その庇護を受け、詩作活動を行った。紀元前19年、50歳で没した。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Virgil 」があります。
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