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形質細胞[けいしつさいぼう]
形質細胞(けいしつさいぼう、)は、B細胞が分化した細胞。分泌型免疫グロブリンの合成と分泌に特化しており、膜結合型免疫グロブリンやMHC II は発現されなくなる。 寿命は約4週間。核は偏在し、車軸核と呼ばれる。急性炎症末期から慢性炎症の病巣に出現する炎症細胞の1つでもある。B細胞-免疫芽細胞-形質細胞系は液性免疫に関与する。 血流やリンパ系によって輸送される。他のすべての血球系細胞と同じく骨髄に由来するが、これらの細胞はB細胞として骨髄を離れ、一般的にはリンパ節で最終分化する。 ==発生== 骨髄を離れたのち、B細胞は抗原提示細胞として働き抗原を取り込む。これらの抗原はB細胞にによって取り込まれ、処理される。病原体の断片(今日では抗原性ペプチドとして知られる)はMHC II に担持され、細胞表面でヘルパーT細胞に提示される。これらのT細胞はMHC II/抗原複合体に結合し、B細胞を活性化する。この時、B細胞は中心芽細胞を経て記憶B細胞、ないしは形質細胞に分化するが、TH2細胞の産生するIL-5, および-6で活性化されたものが形質細胞に分化する。この形質細胞への分化はリンパ節の髄索で起こる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「形質細胞」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Plasma cell 」があります。
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