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プラズモン : ウィキペディア日本語版
プラズモン

プラズモン()とは、プラズマ振動量子であり、金属中の自由電子が集団的に振動して擬似的な粒子として振る舞っている状態をいう。
== 解説 ==
プラズマ振動数を\omega_pとすると、プラズモンのエネルギーは\hbar\omega_pである。プラズモンは絶縁体金属半導体半金属のほか、大きな原子分子において観測されている。半導体や半金属中の自由担体によるプラズモンのエネルギーは0.01-0.1eV程度である。極性半導体のプラズマ波は縦波光学フォノンと共に結合モードを形成する。強磁場中の半導体や半金属では磁気プラズマに関する多彩なモードが生じる。これらのモードの励起は光反射ラマン散乱によって研究されている。通常の固体で、価電子帯を占めるすべての電子によるプラズモンのエネルギーは10eV程度である。ほとんど自由な電子の近似が適応しうる金属や半導体結晶では、プラズマ振動数は自由電子集団によるものにほぼ等しく、\sqrtで与えられる(n_Vは価電子の密度、m_0は自由電子の質量)。SiAlMgBe、やアルカリ金属などがこれに相当する。価電子プラズモンはX線の非弾性散乱高速電子(1-10keV)のエネルギー損失スペクトルにより観測できる。真空紫外領域に至る広い波長領域の光反射スペクトルをクラマース・クローニッヒの関係によって誘電関数の逆数の虚部に変換すると、プラズモンの励起スペクトルが見られる〔『物理学辞典』 培風館、1984年〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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