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プラトン全集 : ウィキペディア日本語版
プラトン全集[ぷらとんぜんしゅう]

プラトン全集(, )とは、プラトン名義の著作を集成した全集叢書
==歴史==

===トラシュロスの四部作(テトラロギア)集===
今日の「プラトン全集」の原型を作ったのは、紀元前1世紀のエジプトアレクサンドリア出身の文法学者で、ローマ帝国2代目皇帝ティベリウスの廷臣だったトラシュロスである。彼は当時伝わっていたプラトンの著作群の中から真作と考えた36篇を抜き出し、ギリシア悲劇の四部作形式(悲劇三部作+サテュロス劇)にならい、以下のように、9編の4部作(テトラロギア)集にまとめた〔『ギリシア哲学者列伝』3巻56-62〕。
#『エウテュプロン』『ソクラテスの弁明』『クリトン』『パイドン
#『クラテュロス』『テアイテトス』『ソピステス』『政治家
#『パルメニデス』『ピレボス』『饗宴』『パイドロス
#『アルキビアデスI』『アルキビアデスII』『ヒッパルコス』『恋敵
#『テアゲス』『カルミデス』『ラケス』『リュシス
#『エウテュデモス』『プロタゴラス』『ゴルギアス』『メノン
#『ヒッピアス (大)』『ヒッピアス (小)』『イオン』『メネクセノス
#『クレイトポン』『国家』『ティマイオス』『クリティアス
#『ミノス』『法律』『エピノミス』『書簡集
現在はこの内の何篇かは明らかな偽書と判断されているものの、現在出版されている「プラトン全集」のほとんどは、このトラシュロス版「プラトン全集」の枠組みに準拠した刊行を続けている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「プラトン全集」の詳細全文を読む



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