|
プラハ地下鉄(Metro v Praze)はチェコの首都プラハを走る地下鉄。プラハ市内および近郊の交通手段としては最も速いものであり、一日に約150万人を輸送するヨーロッパで6番目の輸送規模を誇る地下鉄ネットワークである。 プラハ地下鉄は3路線で構成され、A線が緑、B線が黄、C線が赤とそれぞれが違うテーマカラーを持っており路線図でもそれに準じた表示がされている。全部で57駅があり、総延長60kmのうちの大半が地下路線となっている。営業時間は午前4時~深夜まででラッシュアワーには2分~3分おきの運行がされており、年間では6億2000万人の旅客が利用している。 プラハ地下鉄はプラハでバスやトラムといった公共交通システムを運行しているDopravní podnik hlavního města Prahy a.s.によって行われており、1993年より通勤電車やバスと地下鉄を接続させたり駐車場を駅に併設するパークアンドライド方式を採用するなどして遠方の郊外とのPražská integrovaná doprava(PID)と言われる交通システムを確立している。このシステムではゾーニングによる料金設定が行われているが地下鉄の駅はすべて中心部の一律料金ゾーン内に収まっている。 == 構造 == プラハ地下鉄は大きく三角形を描くように3路線が敷かれており、それぞれの路線が市内中心部で交わるようになっている。乗換駅のプラットホームは各路線ごとに別々につくられており乗換にはホームを移動する必要がある。また営業中の路線の深さには場所によってかなり差があり、最も深い駅はA線のNáměstí Míru駅で地中52mに作られている(日本最深の地下鉄駅は都営地下鉄の六本木駅で地中42m)。 市内中心部の路線はシールドトンネル工法で造られ、郊外ではかなり浅い位置に走っているため開削工法がとられている。またB線の一部区間は地上に出ておりガラスがはめ込まれたトンネルの中を走っている。地下駅では真ん中のホームの両側に線路が敷かれ上下線の利用客が同じホームを使う島式が採られている駅が多い。 Můstek駅やMuzeum駅といった乗換駅は非常に大きな造りになっており、地上への出入り口もかなり離れた場所にあることも多い。そのため観光客にとってはとてもわかりにくく、目的の駅についても間違った出入り口から出た場合はかなりの長距離を歩かされることも考えられる。そのため、多くの駅には観光客にもわかりやすいよう案内標識が充実している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プラハ地下鉄」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|