翻訳と辞書
Words near each other
・ プラハ条約 (1635年)
・ プラハ条約 (1866年)
・ プラハ歌劇場
・ プラハ歴史地区
・ プラハ演説
・ プラハ窓外投擲事件
・ プラハ窓外放出事件
・ プラハ窓外放擲事件
・ プラハ経済大学
・ プラハ芸術アカデミー
プラハ言語学サークル
・ プラハ言語学派
・ プラハ証券取引所
・ プラハ音楽院
・ プラバカラン
・ プラバカール
・ プラバスタチン
・ プラバル・グルン
・ プラバン
・ プラバート軌道


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

プラハ言語学サークル : ウィキペディア日本語版
プラハ学派[ぷらはがくは]
プラハ学派(プラハがくは)は、ソシュールの影響を受けてできた構造主義言語学の一学派である。他にコペンハーゲン学派 (言語学)ジュネーヴ学派がある。英語のPrague Schoolから「プラーグ学派」と呼ばれることも多い。意味を区別する機能を持つ「対立」という概念を中核にして言語分析が展開されていることから、もっとも初期の機能主義言語学とも呼ばれている(小泉 1971)。
== 概要 ==
1926年10月チェコ言語学者ヴィレーム・マテジウスが発起人となり発足した。参加した言語学者は、、ヤン・ムカジョフスキー、、、らがいた。このサークルの『論集』に寄稿した学者には、オランダデ・グロートドイツ哲学者心理学者の、ユーゴスラヴィアの、イギリスダニエル・ジョーンズフランスルシアン・テニエールエミール・バンヴェニストアンドレ・マルティネがいた。特筆すべきは、セルゲイ・カルツェフスキーロマーン・ヤーコブソンニコライ・トルベツコイと言ったロシアの言語学者がサークル活動に加わったことである。このサークルの活動より音韻論が発展した。
プラハ学派(プラーグ学派)の最大の貢献は、音韻論の分野においてである。プラハ学派の音韻論は、音声機能の体系性を記述することが最大の使命であった。音声の相違は意味(機能)の相違であるという原理から出発する。その意味の区分を決定するものが、音韻的な「対立」であり、これを根本的な概念として研究が進められている。
例:pin/bin, pin/pen
上のそれぞれのペアは、それぞれが/p/と/b/の音、/i/と/e/の音で異なっており、他の点では共通である。二つの音声の相違も互いに対比させて見ればわかるので、区別というのは対立に基づいていると言うことができる。例のように、対立する音声の相違が、意味の違い(機能の差異)に関与している場合、このような音声の対立を「音韻的示差」または「関与的対立」(phonological distinctive/relevant opposition)という。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「プラハ学派」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Prague school 」があります。



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.