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プランクトスフェラ
プランクトスフェラ ''Planctosphaera'' は、幼生でのみ知られている半索動物。その構造から半索動物と推定され、またその構造が特異であることから単独で目、あるいは綱を立てられている。単一の種 ''P. pelagica'' のみが知られている。 == 特徴 == 球形で透明な浮遊性の動物で、直径10mmほど〔以下、主として冨山他(1958),p.392〕。最大のものは直径25mmのものが知られる〔Cameron(2003),p.1174〕。球状の体の腹面は正中線沿いに後方から前方へ深い溝があり、身体前端を少し越えた上側まで続く。口と肛門はこの溝の中に開口を持ち、その位置は腹面中央近くで、前に肛門、後に口がある。体表には繊毛帯があり、大まかに背側枝と腹側枝と呼ばれる2つの環状部に分かれ、いずれも複雑に分枝している。体表には多数の粘液腺がある〔Hart et al.(1994)〕。 内部では、消化管はまず口から細長い口道があり、次に膨らんだ胃があり、そこから肛門に続く。他に肛門の前に開口があって胃の周辺に入り込む盲嚢が1対ある。これらの内臓は球体全体の腹面側4分の1の範囲に収まっており、それ以外の部分は吻嚢と呼ばれる内腔になっており、胃の周囲には他に第2、第3内腔がそれぞれ対をなしている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「プランクトスフェラ」の詳細全文を読む
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