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プランク衛星 : ウィキペディア日本語版
プランク (人工衛星)

プランク (Planck) は、宇宙背景放射を観測するための高感度・高分解能の観測装置を備えた人工衛星である。ESA2000年に3番目の中規模計画として計画された。当初はCOBRAS/SAMBAと呼ばれていたが、後にノーベル物理学賞を受賞したドイツマックス・プランクにちなんで改名された。
NASAWMAP探査機が広視野・低感度であるのに対し、プランクは対照的である。相補的な成果や宇宙創生期の解明が期待される。
プランクは、2009年5月14日にアリアン5ハーシェル宇宙望遠鏡と共に打ちあげられ、7月にはL2点に投入された。2010年2月には2回目の全天サーベイを開始した。
2013年3月21日に、全天の宇宙背景放射マップが公開された。NASAのWMAPが観測したデータよりも高精度な宇宙背景放射マップが完成し、宇宙の年齢もこれまでよりやや古い約138億年であることが確認された。
2012年1月14日、2つの観測装置のうちの高周波数装置 (HFI) が冷却用の液体ヘリウム枯渇のため観測を終了した。以降は低周波数装置 (LFI) のみで観測を続けていた 。LFIによる観測も2013年10月3日に終了し、10月9日にはスラスタを噴射してL2点からの移動を開始し、10月23日に送信機を停止して運用を終えた。プランクは、運用終了までにHFIとLFIの双方を使っての全天サーベイを5回実施した 。
== 観測装置 ==
低周波数装置 (LFI) と高周波数装置 (HFI) 〔''Blue Book'', Chapter 1〕から成る2台の装置が搭載されており、両方とも30GHzから857GHzの偏波と光子を検出する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「プランク (人工衛星)」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Planck (spacecraft) 」があります。



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